カプトン材の切断

カプトンの切断

メーカー:Trumpf

カプトンは、高い熱伝導率、電気抵抗、優れた機械特性など、多くの有用な性質を備えたポリイミドフィルムです。これらの材料特性は、極低温から極高温(-269℃~+ 400℃)の両環境で安定しています。

カプトンは、電子部品、航空宇宙産業、3D造形、さらには極低温のアプリケーションに適しています。 ポリイミドは、基本波の吸収特性が極めて低い材料です。そのため、エッジ周囲で炭素や熱損傷が発生する可能性が高く、切断加工するには困難な材料とされています。TRUMPF社のTruPulse 20W EP-Zレーザーは、3ナノ秒(3 ns)というパルス幅と、低いパルスエネルギーを組み合わせて高いピークパワーを得ることで、燃焼、炭化といった熱影響を最小限に抑えることに成功し、切断面の高品質化を実現しました。

直径1mmの穴を10個作成+K33するのにかかる時間はわずか1秒です(95ms/穴)。マルチパス技術により、最初のパスは試料中の炭素拡散による炭素濃度の均一化に使用され、次のパスは低吸収の制御に使用されます。エッジの炭化が許容される用途では、TRUMPF社のTruPulseシリーズが実用的でコスト効率の高いソリューションを提供します。

アプリケーションパラメータ

タイプ Tru Pulse 20W EP-Z
出力パワー 20 W
M2 1.6
ビーム径 11 mm
スキャナー/レンズ 15mm/100mm FL
出力エネルギー WF31 715kHz @ 125mm/s

関連製品:

パルスファイバレーザー Tru Pulse Z type

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