TRUMPF社のCWファイバーレーザーは、効率的かつ柔軟性があり、既存の装置への組み込みが容易にできます。同社の長年のレーザ経験を活かし、高ビーム品質・高効率を高い技術で一体化させたコンパクトなファイバレーザーです。長寿命・高品質LDがベースとなっていることから、高ビーム品質が長期間にわたり、アライメントフリーのまま保たれます。主な特徴としては、シングルモードのファイバー径による高品質な加工が可能です。

また、マルチモードでは効率的な溶接に最適です。19インチラックへの搭載可能な設計となっています。主な用途としては、金属の薄板、箔の高速切断、低歪み溶接などが挙げられます。出力は、100Wから最大2000Wまでのラインナップを揃えております。TRUMPF社製TruFiber P Compactシリーズは、材料の溶接・溶接・微細加工さらには、3D造形等の用途に使用されております。100W～2kWモデルまで幅広いモデルがあり、特にお客様の装置への組み込みもしやすい製品です。各モデルは、M2値が1.1程度のシングルモードモデルの他に、ビームプロファイルがトップハット形状に近いマルチモードモデルがあり、ご使用の用途によって適する製品をお選びください。
※トップハット形状は保証しておりません。

本シリーズはCWレーザーではありますが、変調をかけることができます。出力の立ち上がり・立下り時間も数マイクロ秒と短く、最大50kHzでの高速変調が可能です。また、ソフトウェア上でパルスパターンを設定することができ、任意のパルス形状でレーザーを発振することができます。

300W以上のモデルでは出射部はPIPA-Q形状となり、戻り光対策としてアイソレータが内蔵されております。また、別売りのコリメータを後付けすることで、一定のサイズの平行光で出射できます。加えて500Wモデル以下では空冷タイプもあり、冷却用のチラーが必要ありません。
尚、本品の主な用途は材料の加工ではありますが、理科学研究の分野等では対象物の加熱用光源としてもご使用いただいている等、非常に幅広い分野に適用可能です。弊社内にデモ機もございますので、サンプルテストも随時可能です。