塗装除去への適用例
母材への影響を抑えて表面のコーティング(塗膜)を除去する用途に対しては、TRUMPF社のパルスファイバーレーザーが最適です。レーザークリーニングは、金属・樹脂・複合材・ガラスを含む様々な対象物に適用されています。塗装やニスや錆等は簡単に除去できます。
これまで塗装除去には、化学薬品や研磨剤が必要とされていました。これらの方法は長時間を要し、母材への影響が大きく、また薬品や研磨材の廃棄に多額の費用がかかります。
TruPulse nano 70W HS-Hレーザーは、そういった薬品類は不要のため、これまでの処理方法と比較してランニングコストを低く抑えることができます。また、廃棄物もなく、廃棄コストや有害な副産物もないため、環境にやさしい方法と言えます。
塗装除去を高品質で行うためには2~3のステップがあります。第一に、長いパルス幅で高エネルギーのパルスで塗装の大部分を除去します。第二ステップとして短パルスを高スピードで走査し、残った塗装を除去します。これにより母材へのダメージを抑えることが可能です。必要に応じて第二ステップを繰り返します。このプロセスは”<2.3s/cm3″の速度で行うことができます。
タイプ | TruPulse nano 70W HS-H |
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出力パワー | 70W |
M2 | 2.5-3.5 |
ビーム径 | <8mm |
スキャナー/レンズ | 163mm FL |
出力エネルギー | WF0-3 55-300kHz @2.5-8m/s |