メーカー:NPI Lasers
従来材料加工に使用されていた一般的なファイバーレーザーの波長は1060nm~1080nmレーザーでしたが、この波長は透明な樹脂材への吸収率が低く、そういった材料の加工には不向きです。一方で、2um付近の波長の場合は、そのような透明樹脂への吸収率が高いため、透明樹脂同士の溶接加工等が可能です。
NPI Lasers社製のPowerwave 2000シリーズは1900nm – 2000nm付近の波長のためにバイオ医薬品用途のPMMAやPC/ABS等の透明樹脂同士の溶接加工に使用されております。さらには、加工用途以外であっても、理科学研究分野等でMIRレーザー用のポンプレーザーとしても使用されております。
仕様表
モデル | PowerWave2000シリーズ |
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波長範囲 | 1900-2000 nm (代表値:1908 nm, 1940 nm) |
出力バンド幅 | < 1 nm |
平均出力 | 30 W, 70 W |
平均出力安定性 | < 1 % RMS (12h @ 25℃) |
ビーム径 | 5 mm |
ビーム品質 | M2<1.1 |
出力偏光 | ランダム偏光 / 直線偏光 |
出力ファイバタイプ | コリメート光 |
使用温度 | 15 to 35 ℃ |
使用湿度 | 20 to 80 %(結露無きこと) |
電源要件 | AC 220 V |
寸法 | 633 mm × 483 mm × 141 mm |
重量 | 20 kg |
冷却 | 空冷、水冷 |